ILLNESS ANXIETY

神戸三宮で病気不安症・健康不安にお悩みの方へ

検査で異常がなくても安心できない・病気を何時間も検索する・身体を何度も確認する・受診を繰り返す
MENTAL HEALTH GUIDE

「見落とされている病気があるかも」という不安で、
一日が埋まっていませんか。

身体の変化に気づくことや必要な検査を受けることは大切です。一方、検査で大きな異常がないと説明されても別の病気が気になる、検索や測定を止められない、安心できるのが短時間だけという状態では、病気不安症や強い健康不安を考えます。身体症状が少ない場合も、実際の身体疾患が併存する場合もあります。「気のせい」と決めつけず、安全の確認と不安の悪循環への治療を両立します。

名称について「心気症」は以前から使われてきた名称です。現在は病気不安症や身体症状症などに整理されるため、身体症状の程度と不安・確認行動の特徴を確認します。

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PATIENT PERSPECTIVE

安心するための行動が、安心を長続きさせなくなることがあります

検索、測定、家族への確認、受診は、その場では不安を下げます。ただし短い安心を繰り返すほど、次の身体感覚を危険と判断しやすくなることがあります。

BODY SIGNAL

小さな身体変化に注意が集中する

しこり、脈、痛み、便の色などを何度も確かめ、普段なら通り過ぎる感覚まで強く感じます。

SHORT RELIEF

確認すると一時的に安心する

検索や検査の直後は落ち着いても、別の可能性や新しい症状が気になり、安心が続きません。

NARROWING LIFE

病気を避けるため生活が狭くなる

運動、外出、食事、仕事を控え、体力や役割が失われることで、さらに身体感覚へ注意が向きます。

必要な医療を減らすことではなく、必要な受診と不安による反復を区別できる診療計画を作ります。

CHECK LIST

病気不安症・健康不安でみられるサイン

病気を心配すること自体ではなく、心配・確認・回避が長く続き、生活を占領しているかを見ます。

身体の小さな変化が気になり何度も確認している様子を表すイラスト
WORRY

病気への心配

  • 重い病気を見落とされている気がする
  • 検査結果を信じてもすぐ疑いが戻る
  • 一つ安心すると別の病気が気になる
  • 病気の記事を読むと自分にも当てはまる
  • 身近な人の病気をきっかけに不安が続く
CHECKING

確認・検索・受診

  • 症状を何時間も検索する
  • 脈拍、血圧、体温、酸素飽和度を繰り返し測る
  • 身体を触る、鏡で見る、写真を比較する
  • 家族や医師に何度も大丈夫か聞く
  • 複数の医療機関や検査を繰り返す
AVOIDANCE

回避と生活への影響

  • 運動すると危険だと思い避ける
  • 感染や発病を恐れて外出を控える
  • 仕事中も体調確認が止まらない
  • 受診や検索で遅刻・欠勤が増える
  • 病気の話題や医療機関を極端に避ける
JOB & ROLE

健康不安が仕事・生活へ与える影響

体調への心配が仕事や外出に影響している様子を表すイラスト
AT WORK

集中力が健康情報に奪われる

会議や作業中も症状が気になり、検索や測定で仕事が中断します。検索履歴を消しても不安そのものは残ります。

AFTER TESTS

検査後の安心が長続きしない

「今回は大丈夫でも次は違うかも」と考え、次の検査や別の診療科を探します。結果の説明を繰り返し読んでも確信が持てません。

AT HOME

家族も確認に巻き込まれる

家族に何度も身体を見てもらう、受診すべきか判断してもらう状態が続き、本人も家族も疲弊することがあります。

ABOUT

病気不安症とは―旧「心気症」との関係

病気不安症は、重い病気にかかっている、またはかかるという強い心配が持続し、確認・検索・受診・回避などによって生活に支障が出る状態です。以前「心気症」と呼ばれた領域を含みますが、現在の診断分類とは完全に同じではありません。身体症状が強い場合は身体症状症との違いも整理します。実際の身体疾患があっても健康不安は併存し得るため、病名だけで身体診療を打ち切りません。

生活への支障を基準に考えます。

疾患名をご自身だけで決める必要はありません。経過、生活、仕事への影響を診察で整理します。

必要な健康への注意
新しい症状や明らかな悪化に気づき、適切な診療科で評価を受けた後は、説明と経過観察の計画に沿って生活へ戻れます。
病気不安症・強い健康不安
安心のための確認を繰り返しても心配が戻り、検索・測定・受診・回避に多くの時間を使い、仕事や生活が狭くなります。
身体症状症との違い
身体症状症では症状そのものと関連する苦痛・行動が中心です。病気不安症では身体症状が軽くても、病気であるという心配が中心になることがあります。

初診時点で診断が確定しない場合もあります。経過を確認しながら治療方針を調整します。

MEDICAL REVIEW

健康不安の研究から分かっていること

身体疾患を否定するためではなく、必要な身体診療を保ちながら健康不安を治療するための研究です。

身体感覚への注意と不安と確認が循環する仕組みを表すイラスト
CBT

認知行動療法の有効性が複数の比較試験で検討されています

メタ解析では、健康不安に対するCBTは対照条件より症状を改善し、その効果が追跡期間にもみられました。ただし全員が寛解するわけではなく、個別の治療計画が必要です。

SSRI

健康不安に対するSSRIの比較試験があります

パロキセチンまたはフルオキセチンを用いたランダム化比較試験では、健康不安の改善が報告されています。薬物療法の研究数は心理療法ほど多くないため、症状、併存症、これまでの治療反応、副作用への希望を踏まえて選びます。

LONG-TERM

長期追跡でも効果が維持された研究があります

一般病院の外来患者を対象としたCHAMP試験では、健康不安に特化したCBTの改善が5年、8年の追跡でも確認されています。

COORDINATED CARE

「身体かこころか」の二択にしないことが重要です

実際の身体疾患が併存する人も研究に含まれています。身体評価を保ちながら、不安・確認・回避を治療対象にする考え方です。

DIAGNOSIS

病気不安症の診断と身体疾患の確認

診察では、心配している病気、身体症状の経過、これまでの検査と説明、新しい危険徴候を確認します。同時に、検索・測定・受診・家族への確認に使う時間、避けている活動、仕事への支障を整理します。身体疾患、身体症状症、強迫症、パニック症、全般性不安症、うつ病などとの違いや併存も確認します。

身体疾患と不安の両面を確認する診察のイラスト
CHECK POINT

身体の安全を確認する

  • 症状の始まり・変化・危険徴候
  • 既往歴・家族歴・服薬・健診結果
  • 受けた検査と医師からの説明
  • 必要に応じた身体科との連携
CHECK POINT

不安の循環を確認する

  • 心配が続いている期間と強さ
  • 検索・測定・確認・受診の頻度
  • 安心が続く時間と次の引き金
  • 仕事・家族・外出・活動への影響
WHEN TO SEE

健康不安で受診を考える目安

  • 検査後も病気の心配が頭から離れない

    結果を聞いた直後しか安心できず、別の検査や病気を探し続けています。

  • 検索や測定に毎日多くの時間を使う

    止めたいと思っても確認せずにいられず、睡眠や仕事が削られています。

  • 病気を避けるため生活が狭くなっている

    運動、外出、食事、通勤などを避け、以前できていた生活ができなくなっています。

  • 家族や複数の医療機関も疲弊している

    安心を求めるやり取りが増え、本人と周囲の関係に負担が生じています。

TREATMENT

病気不安症・健康不安の治療

検査を一律に止めるのではなく、身体の安全を確認したうえで確認行動と回避を少しずつ変えます。

確認を減らし生活を取り戻していく様子を表すイラスト

身体診療の計画を一本化する

必要な検査と再受診の目安を共有し、新しい危険徴候には対応できる一方、同じ目的の検査を際限なく繰り返さない計画を作ります。身体症状を軽視するためではありません。

認知行動療法的に悪循環を変える

身体感覚を危険と判断する考え方を検討し、検索や測定を少し待つ、安心確認を減らす、安全を確認した活動へ戻るなどを段階的に行います。研究ではCBTの有効性が支持されています。

SSRIを薬物療法の選択肢として検討する

病気へのとらわれや確認が強く、仕事や生活への支障が続く場合は、SSRIを治療の一つの柱として検討します。パロキセチンやフルオキセチンを用いた比較試験があり、全般性不安症、パニック症、強迫症、うつ病などが重なる時にも選択肢になります。

効果と副作用を定期的に見直す

SSRIは不安時だけの頓服ではなく、毎日服用し、数週間かけて効果を評価する薬です。吐き気、睡眠の変化、服用初期の落ち着かなさ、性機能への影響などを確認し、検索・確認に使う時間や生活範囲がどう変わったかも含めて調整します。

FLOW

初診から治療までの流れ

  1. 予約

    Web予約

    24時間Webから空き状況を確認し、ご都合のよい日時をご予約ください。

  2. 診察

    問診・診察

    症状、経過、睡眠、生活、仕事、服薬歴、必要な支援を確認します。

  3. 方針

    治療方針

    生活調整、薬物療法、職場配慮、休職や診断書を含めて相談します。

WORK SUPPORT

診断書・休職・復職のご相談

症状により仕事の継続が難しい場合は、業務軽減、残業制限、休職、復職時の配慮を相談できます。医師が必要と判断した場合、当院書式の診断書は原則即日発行が可能です。

診断書について 休職・復職支援
休職と復職支援を表すイラスト
Q & A

病気不安症についてよくある質問

Q病気不安症は、病気がない人だけの診断ですか?
A

いいえ。身体疾患がある方にも強い健康不安は併存します。診断名を理由に新しい症状を無視せず、必要な身体診療と不安への治療を両立します。

Q心気症と病気不安症は同じですか?
A

関連する概念ですが、診断体系の変更により定義は完全には同じではありません。現在は身体症状の程度や不安・行動の特徴を確認し、病気不安症や身体症状症などを検討します。

Q検査を受けないように言われますか?
A

一律に止めることはありません。必要な評価と再受診の目安を共有し、同じ目的の検査や安心確認を繰り返すことで不安が長引いていないかを一緒に確認します。

Q病気不安症では、どの薬を使いますか?
A

薬物療法が適すると判断した場合は、SSRIを中心に検討します。パロキセチンやフルオキセチンには健康不安を対象とした比較試験があります。実際の薬は、併存する不安や抑うつ、過去の反応、副作用、ほかの薬との組み合わせを確認して選びます。

Q検索を完全にやめないと治りませんか?
A

いきなりゼロにする必要はありません。時間や回数を決める、検索したくなってから少し待つなど、実行可能な範囲で確認の仕方を変えます。

REFERENCES

このページの主な参考資料

最終確認:2026年9月

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