SLEEP DISORDER

神戸三宮・元町で睡眠障害・不眠症(不眠障害)にお悩みの方へ

寝つけない・夜中や早朝に目が覚める・眠った感じがしない・日中の集中や仕事に影響する
MENTAL HEALTH GUIDE

眠らなければと頑張るほど、
目が冴えてしまう方へ。

不眠症は、睡眠時間の数字だけで決まるものではありません。眠る機会を確保しているのに寝つけない、途中で目が覚める、休んだ感じがせず、疲労・集中力低下・気分の変化など日中の生活に支障が続く状態です。当院では薬を使わない方法だけを一律に勧めるのではなく、薬物療法を希望される方のニーズも確認します。こころ、身体、仕事、服薬、睡眠リズムを整理し、薬と非薬物療法のどちらを優先するか、または組み合わせるかを相談します。

名称について「不眠症」と「不眠障害」は、どちらも検索や医療情報で使われる名称です。このページでは、より広い睡眠障害の中から当院で扱う不眠を中心に説明します。

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PATIENT PERSPECTIVE

眠りたいのに、眠るための努力が眠りを遠ざけることがあります

眠れない夜が続くと、早く床に入る、休日に長く寝る、時計を確認するなど、眠りを取り戻すための行動が増えます。その努力が覚醒や生活リズムのずれを強める場合があります。

MONITORING

眠れているかを監視する

時計やアプリを確認するほど「まだ眠れていない」という焦りが強くなります。

COMPENSATION

長く床にいて取り戻そうとする

眠気の弱い時間まで床で過ごすことで、ベッドと覚醒が結びつきやすくなります。

DAYTIME

翌日の失敗を強く予測する

不眠への不安で活動を減らすと、睡眠圧や生活のリズムがさらに弱くなることがあります。

不眠の治療は単なる生活指導ではありません。薬物療法を希望される場合も含め、夜の症状、日中の機能、勤務形態、身体疾患、現在の薬や飲酒を分けて整理します。

CHECK LIST

不眠症でみられる夜と日中の変化

寝つきだけでなく、中途覚醒、早朝覚醒、休息感、日中の集中や眠気を確認します。

夜に眠れず日中にも疲れが残る状態を表すカバのイラスト
NIGHT

夜間にみられる変化

  • 布団に入ってもなかなか眠れない
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 予定よりかなり早く目が覚める
  • 十分寝たはずなのに休んだ感じがしない
  • 眠れるかを気にするほど目が冴える
DAYTIME

日中のこころと身体

  • 疲労感やだるさが抜けない
  • 集中・判断・記憶が落ちる
  • イライラや落ち込みが強くなる
  • 会議や運転中に眠くなる
  • 仕事のミス・遅刻・欠勤が増える
MAINTAINING LOOP

不眠を長引かせる行動

  • 眠れない分だけ早く床に入る
  • 休日に長く寝て取り戻そうとする
  • 時計や睡眠アプリを何度も確認する
  • 夕方以降のカフェインや寝酒が増える
  • 眠れないまま長時間ベッドで過ごす
JOB & ROLE

仕事の時間・緊張・責任が睡眠に影響することがあります

長時間労働、夜勤、持ち帰り仕事、緊急連絡への警戒が回復を妨げる場合があります。

不眠によって仕事中の集中や判断が難しくなるカバのイラスト
COGNITIVE WORK

考え続ける仕事・画面作業

退勤後も頭が仕事モードのままになり、メールや翌日の予定を考え続けます。夜間の画面作業や持ち帰り仕事が、休息への切り替えを難しくします。

SHIFT & IRREGULAR

夜勤・交代勤務・不規則な勤務

勤務時刻が日によって変わると、眠気が出る時刻と眠らなければならない時刻が合いにくくなります。単純に早寝するだけでは整わない場合があります。

HIGH RESPONSIBILITY

責任が重い仕事・緊張が続く職場

ミスへの不安や緊急連絡への警戒から、就寝中も身体が休息モードへ戻りにくくなります。不眠が翌日の判断低下を招き、さらに確認や残業が増える循環も生じます。

ABOUT

不眠症とは――眠れないことと日中の支障が続く状態

不眠には、ストレスや環境変化に伴う一時的なものと、心配・過覚醒・睡眠を取り戻そうとする行動が重なって慢性化するものがあります。「眠れないと明日がだめになる」と焦り、長く床にいる、昼寝や寝酒で補うと、その場では安心しても睡眠のリズムがさらに不安定になることがあります。また、うつ病や不安症、躁・軽躁状態、身体の睡眠疾患が背景にある場合もあります。

生活への支障を基準に考えます。

疾患名をご自身だけで決める必要はありません。経過、生活、仕事への影響を診察で整理します。

一時的な不眠
試験、繁忙期、環境変化などをきっかけに眠れなくても、きっかけが落ち着くと回復し、日中の生活への影響が限られています。
診療が必要な不眠
眠る機会があるのに不眠と日中の支障が続く、睡眠を取り戻す行動がかえって悪循環になる、または別の病気を示す症状が重なっています。

初診時点で診断が確定しない場合もあります。経過を確認しながら治療方針を調整します。

MEDICAL REVIEW

不眠症の治療で分かっていること

薬物療法とCBT-Iにはそれぞれ役割があります。効果、安全性、希望、利用しやすさを比べて選択します。

眠ろうとする努力と覚醒が循環する仕組みを表すカバのイラスト
MEDICATION OPTIONS

薬物療法も、不眠症治療の重要な選択肢です

眠れない状態が続き日中の仕事や安全へ影響している場合、薬で睡眠を支えることには現実的な意義があります。薬を希望する方には、薬を避けることを前提にせず、不眠の型、翌朝の予定、併存症、これまでの治療歴に合わせて相談します。

DEPENDENCE & SAFETY

睡眠薬を「依存性が問題になりにくい薬」と「注意が必要な薬」に分けて考えます

オレキシン受容体拮抗薬やメラトニン受容体作動薬と、ベンゾジアゼピン系睡眠薬・Z薬では、作用の仕組みと依存・離脱のリスクが異なります。ただし、どの薬にも翌朝の眠気や相互作用などの注意点があるため、薬の種類だけで安全と決めず個別に確認します。

COMBINED CARE

薬物療法とCBT-Iは、どちらか一方に決める必要はありません

薬で当面の睡眠を確保しながら、起床時刻、床上時間、睡眠への焦り、仕事の緊張を整えることもできます。希望、症状の強さ、治療へのアクセスを踏まえ、薬物療法、CBT-I、その組み合わせを選びます。

DIAGNOSIS

睡眠時間だけでなく、一日の流れと背景疾患を確認します

診察では「何時間眠れたか」だけでなく、床に入る時刻、実際に眠る時刻、夜間覚醒、起床、昼寝、休日との差、日中の機能を時系列で確認します。勤務形態、カフェイン・飲酒、服薬、いびき、脚の不快感、気分の波も重要です。睡眠日誌が役立つことがありますが、アプリの数値だけで診断はできません。

睡眠と日中の生活を時系列で整理するカバのイラスト
CHECK POINT

睡眠と生活の確認

  • 就床・入眠・覚醒・起床時刻
  • 平日と休日、昼寝、夜勤の違い
  • 日中の眠気・集中・仕事への支障
  • カフェイン・飲酒・運動・画面作業
CHECK POINT

背景にある状態の確認

  • うつ病・不安症・適応障害
  • 躁・軽躁状態と睡眠欲求の低下
  • 睡眠時無呼吸・むずむず脚
  • 身体疾患・薬剤・概日リズムの問題
WHEN TO SEE

眠りを自力で取り戻そうとしても改善しない時はご相談ください

  • 眠れない状態と日中の支障が続く

    疲労、集中力低下、イライラ、ミス、遅刻などが重なり、自分で睡眠を整えようとしても改善しません。

  • 睡眠薬・市販薬・寝酒への依存が心配

    量や回数が増える、効きにくくなる、やめるのが怖い場合は、急に中止せず現在の使い方から整理します。

  • 別の睡眠・身体疾患が疑われる

    大きないびきや無呼吸、運転中の強い眠気、突然眠り込む、安静時に脚を動かしたくなる不快感、朝の頭痛などがあれば、原因に応じた評価が必要です。むずむず脚症候群は当院で診断・治療を行い、特発性過眠症、ナルコレプシー、睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は睡眠専門医療機関へ適宜ご紹介します。

TREATMENT

薬物療法を含め、希望と症状に合う治療を選びます

薬を希望される方にも対応します。依存・離脱が問題になりにくい薬と注意が必要な薬を分け、利益とリスクを説明して方針を相談します。

生活リズムを整え穏やかに休むカバのイラスト

依存・離脱が問題になりにくい薬から検討します

薬物療法を希望される場合は、不眠の型、年齢、翌朝の仕事や運転、併用薬を確認し、オレキシン受容体拮抗薬やメラトニン受容体作動薬などを選択肢として検討します。従来のベンゾジアゼピン受容体作動薬に比べて依存・離脱が問題になりにくい薬ですが、翌朝の眠気、悪夢、ふらつき、相互作用などの確認は必要です。

即効性が必要な場合は、依存リスクも説明して選択します

症状や経過によっては、ベンゾジアゼピン系睡眠薬やZ薬など、効果を実感しやすい薬が選択肢になることもあります。開始前に、耐性、身体依存、反跳性不眠、記憶への影響、転倒などを説明し、使う目的、量、期間、見直す時期を共有します。依存リスクがあることだけで一律に除外せず、利益と不利益を比較します。

効き方を確認し、継続・変更・減薬を相談します

薬を処方して終わりではなく、寝つき、中途覚醒、翌朝の眠気、仕事への影響を確認します。十分な効果がなければ漫然と増量せず、薬の変更、背景疾患の治療、CBT-Iの考え方や生活リズムの調整を組み合わせます。生活面では、厚生労働省の「睡眠12箇条」と後継の「睡眠ガイド2023」を参考に、起床時刻、朝の光、運動、食事、寝室環境、カフェイン・飲酒などを確認します。使用中の薬は自己判断で急に中止せず、必要に応じて段階的な減量を相談します。

RECOVERY & WORK

回復は毎晩完璧に眠れることではありません

眠れない夜があっても生活を大きく崩さず、翌日の機能と安全を保てる状態を少しずつ取り戻します。

01

寝つき、中途覚醒、翌朝の眠気、日中への支障を確認します。

02

希望とリスクに合わせ、薬、CBT-I、背景疾患への治療を選びます。

03

効果と副作用を確認し、継続・変更・減薬を相談します。

薬を使うことと、生活リズムの調整やCBT-Iは二者択一ではありません。現在の薬を自己判断で急に中止せず、必要な支えを組み合わせます。

FLOW

初診から治療までの流れ

  1. 予約

    Web予約

    24時間Webから空き状況を確認し、ご都合のよい日時をご予約ください。

  2. 診察

    問診・診察

    症状、経過、睡眠、生活、仕事、服薬歴、必要な支援を確認します。

  3. 方針

    治療方針

    生活調整、薬物療法、職場配慮、休職や診断書を含めて相談します。

WORK SUPPORT

診断書・休職・復職のご相談

症状により仕事の継続が難しい場合は、業務軽減、残業制限、休職、復職時の配慮を相談できます。医師が必要と判断した場合、当院書式の診断書は原則即日発行が可能です。

診断書について ↗休職・復職支援 ↗
休職と復職支援を表すイラスト
Q & A

不眠症・睡眠障害についてよくあるご質問

Q睡眠時間は何時間必要ですか?
A

必要な時間には個人差があります。7時間眠れないことだけを問題にせず、日中の眠気、疲労、集中力、休日との差を確認します。長く床にいるほど眠れるとは限りません。

Q厚生労働省の「睡眠12箇条」とは何ですか?
A

2014年の睡眠指針を12の視点にまとめたものです。規則的な起床と朝の光、適度な運動と朝食、眠りやすい環境、カフェイン・飲酒・喫煙の見直し、眠くなってから床に入ること、日中の眠気や休養感を目安にすること、異変が続く時は専門家へ相談することなどが示されています。現在は後継の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」も公表されています。生活を整える参考にはなりますが、守れないことを責めるためのルールではなく、不眠症を自己管理だけで治すという意味でもありません。

Q睡眠薬を希望して受診してもよいですか?
A

はい。薬物療法を希望される理由と、困っている不眠の型を確認したうえで相談します。薬を使わない治療だけを一律に勧めるのではなく、依存・離脱が問題になりにくい薬を含む選択肢、効果を実感しやすい一方で依存等への注意が必要な薬、CBT-Iや生活調整との組み合わせを説明します。診察結果によっては、ご希望と異なる提案になる場合があります。

Q睡眠薬はくせになりますか?
A

すべての睡眠薬が同じではありません。オレキシン受容体拮抗薬やメラトニン受容体作動薬は、ベンゾジアゼピン受容体作動薬に比べて依存・離脱が問題になりにくい薬です。一方、ベンゾジアゼピン系睡眠薬やZ薬では、連用による身体依存や急な中止による反跳性不眠・離脱症状に注意が必要です。開始前に特徴を説明し、使用中の薬は自己判断で急に減らさないようにします。

Q特発性過眠症の診断や薬の処方はできますか?
A

当院では、特発性過眠症の確定診断や、特発性過眠症に対する薬の処方は行っていません。日中の強い眠気について経過や生活への影響を確認し、特発性過眠症が疑われる場合は、必要な検査・治療が可能な睡眠専門医療機関へ適宜ご紹介します。

Qナルコレプシーの診断や薬の処方はできますか?
A

当院では、ナルコレプシーの確定診断や、ナルコレプシーに対する薬の処方は行っていません。日中の耐えがたい眠気や突然眠り込む症状などから疑われる場合は、必要な検査・治療が可能な睡眠専門医療機関へ適宜ご紹介します。

Q睡眠時無呼吸症候群の診断や治療はできますか?
A

当院では、睡眠時無呼吸症候群を確定するための睡眠検査や、CPAPなどの治療は行っていません。大きないびき、睡眠中の無呼吸、起床時の頭痛、日中の強い眠気などから疑われる場合は、検査・治療が可能な睡眠専門医療機関へ適宜ご紹介します。

Qむずむず脚症候群の診断や治療はできますか?
A

はい。当院で診断・治療が可能です。安静にすると脚に不快感が出る、脚を動かしたくなる、夜に強くなり眠れないなどの症状と経過を確認します。身体的な原因の確認が必要な場合などは、必要に応じて他の医療機関をご案内します。

Q昼夜逆転や睡眠リズムのずれも相談できますか?
A

相談できます。起床時刻、光、勤務時間、休日との差、薬剤を確認します。睡眠相後退など専門的評価が必要な場合は睡眠医療機関をご案内します。

Qむずむず脚症候群も診断・治療できますか?
A

症状と服薬、鉄欠乏などを確認し、当院で診断・治療が可能です。睡眠時無呼吸、ナルコレプシー、特発性過眠症が疑われる場合は検査可能な医療機関へ紹介します。

REFERENCES

このページの主な参考資料

最終確認:2026年8月

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