神戸三宮・元町で
傷病手当金の申請・主治医意見書について知りたい方へ
休職中の生活保障・申請書類・待期3日・通院頻度・退職後の継続給付
監修・執筆:院長 秋田 玄武
(精神保健指定医/精神科専門医/産業医)
INTRODUCTION
休職中の生活を支える大切な制度です
「休職することになったが、収入が途絶えるのが不安」
「傷病手当金の申請書を会社から渡されたが、何をすればよいかわからない」
「主治医に書いてもらうページは、いつ依頼すればよいのか知りたい」
- 適応障害・うつ病・不安障害などで休職している
- 会社から傷病手当金支給申請書を受け取った
- 医師記入欄、療養担当者記入用、主治医意見書の扱いがわからない
- 退職後も傷病手当金を受けられるのか不安がある
傷病手当金は、病気やけがで仕事を休み、十分な給与が受けられない場合に、
健康保険から支給される生活保障の制度です。
神戸三宮・元町の仕事とこころのクリニックでは、
精神科・心療内科で休職中の方について、診察経過に基づき、
傷病手当金支給申請書の療養担当者記入用を作成しています。
※当院は完全予約制です。書類のみの作成ではなく、診察で療養状況を確認したうえで作成します。
CONDITIONS
傷病手当金の主な受給条件
傷病手当金は、加入している健康保険の審査により支給可否が判断されます。 一般的には、次のような要件を満たす必要があります。
- 業務外の病気やけがの療養のために休んでいること ※労災や通勤災害に該当する場合は、健康保険の傷病手当金ではなく労災保険の対象となることがあります。
- 仕事に就くことができない状態であること ※労務不能かどうかは、医師の意見だけでなく、仕事内容や療養状況を含めて保険者が判断します。
- 連続する3日間を含み、4日以上仕事に就けなかったこと ※いわゆる「待期3日」です。有給休暇や土日祝日も待期に含まれる場合があります。
- 休業した期間について給与の支払いがない、または傷病手当金より少ないこと ※有給休暇などで給与が支払われている日は、支給対象外または差額支給となることがあります。
FLOW
申請の流れ
会社または保険者から申請書を入手
会社から申請書類を受け取るか、加入している健康保険組合・協会けんぽのホームページから申請書を取得します。 協会けんぽの場合、本人記入用、事業主記入用、療養担当者記入用などに分かれています。
本人記入欄を確認
氏名、被保険者情報、申請期間、振込先など、ご本人が記入する欄を確認します。 申請期間や会社の締め日が不明な場合は、事前に勤務先へ確認してください。
診察時に当院へ依頼
診察時に、療養担当者記入用のページを受付へお渡しください。 医師が診察記録と療養状況に基づき、労務不能期間や症状経過を確認して記入します。
会社または保険者へ提出
医療機関記入欄の作成後、ご本人記入欄、事業主記入欄とあわせて会社または保険者へ提出します。 退職後などは、ご自身で直接保険者へ提出するケースもあります。
傷病手当金の書類は、診察で療養状況を確認したうえで作成します。 郵送のみ・書類のみの依頼では、症状経過や労務不能性を確認できない場合があります。
PERIOD & COST
申請期間・支給期間・費用
| 支給期間 | 傷病手当金の支給期間は、支給開始日から通算して1年6か月です。 途中で復職した期間など、傷病手当金が支給されない期間がある場合の扱いは、保険者により確認が必要です。 |
|---|---|
| 支給額の目安 | 1日あたりの支給額は、支給開始日以前の標準報酬月額をもとに計算され、一般に給与のおおむね3分の2程度が目安になります。 実際の金額は保険者が算定します。 |
| 申請期間の単位 | 当院では、原則として1か月単位での申請をおすすめしています。 2か月以上まとめて申請することもありますが、その分、振込までの時期が遅くなる可能性があります。 |
| 文書料 | 健康保険適用の場合、傷病手当金支給申請書の療養担当者記入用は、自己負担の目安として300円です。 診察料、薬剤費、診断書料などは別途かかります。 |
IMPORTANT
書類作成で特に注意していただきたいこと
未来日付の証明はできません
傷病手当金の療養担当者記入欄は、すでに経過した療養期間について、診察記録に基づいて記入します。 まだ到来していない期間については、実際に休んだか、労務不能であったかを確認できないため、未来日付での証明はできません。
証明期間中の通院が重要です
主治医意見書には、療養期間中の診療実日数や症状経過を記載します。 休職中にまったく受診がない期間については、医師が病状や労務不能性を十分に確認できないため、証明が難しくなることがあります。
- 休職中も定期的に受診してください
- 目安として月1〜2回程度の通院をおすすめします
- 申請期間と受診日の関係を確認してください
- 転院の場合は紹介状や前医の経過が重要です
申請期間、被保険者情報、会社記入欄、医療機関記入欄に不備があると、保険者から差し戻しになることがあります。 当院に提出する前、会社へ提出する前に、期間や記入欄に漏れがないか確認してください。
AFTER RESIGNATION
退職後の傷病手当金について
退職後も継続して受給できる場合があります
休職ののち退職となった場合でも、一定の条件を満たすと、退職後も引き続き傷病手当金を受けられる場合があります。 ただし、退職後の継続給付は扱いが複雑で、保険者による確認が重要です。
確認したい条件
- 退職日までに健康保険の被保険者期間が継続して1年以上あるか
- 退職時点で傷病手当金を受けている、または受給条件を満たしているか
- 退職後も同じ病気やけがで労務不能が続いているか
- 退職後も定期的に通院し、療養状況を確認できるか
特に注意すること
- 退職日に勤務できる状態と扱われると、継続給付に影響することがあります
- 退職後に一度労務可能となると、再度の支給が難しくなる場合があります
- 有給・欠勤・出勤扱いの違いは勤務先と保険者に確認してください
- 判断が難しい場合は、退職前に保険者へ確認してください
退職後の継続給付は、退職日の扱い、在職中の待期、受給権の有無、退職後の労務不能の継続などが関係します。 退職日当日の出勤、引き継ぎ、挨拶だけの出社なども含め、勤務先と保険者へ事前確認してください。
DIFFERENCE
診断書と傷病手当金申請書の違い
| 診断書 | 会社へ休職や就業配慮の必要性を伝えるための書類です。 「休職が必要」「残業制限が望ましい」など、勤務上の配慮を会社へ伝える目的で使用します。 |
|---|---|
| 傷病手当金支給申請書 | 健康保険へ傷病手当金を申請するための書類です。 療養担当者記入用には、傷病名、労務不能と認めた期間、診療実日数、症状経過などを記入します。 |
Q & A
傷病手当金のよくある質問
ACCESS
神戸三宮・元町から通院しやすい立地です
JR・阪神「元町駅」より徒歩1分
各線「三宮駅」より徒歩7分
RESERVATION
ご予約・ご相談
休職中は、制度の手続きだけでなく、心身の回復に専念することが大切です。
傷病手当金の書類作成が必要な方は、診察時に申請書類をご持参ください。